○当コンテンツは、筆者「rikishin」が、信販会社NCMAC(本社・旭川市)のメールマガジンに連載していたコラムです。
『小澤さとるの席にようこそ』主宰YASUさんから「文章のみだが、これが最初の遠軽探訪記。復活を!」とのリクエストをうけて、今回の蔵出しに追加します。
NCMAC e-PARADISE! Mail Magazine VOL.33 2003/04/28号

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 ■<今号のコラム> 「道東に漫画家小澤さとるさんを尋ねて 珍道中その3」
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■今月のコラム 「道東に漫画家小澤さとるさんを尋ねて 珍道中その3」

りきしんです。
旭川を飛び出まして、北海道在住の漫画家、小澤さとる先生を訪ねて行ってきまし
たオホーツク。今回はそのレポートの3回目です。

小澤さとる先生は、昭和38年に少年サンデーで日本初の海洋冒険漫画「サブマリン
707」を発表し、今もなお現役で執筆活動をされている諸方面から熱い注目を集
めている漫画家です。昭和50年代には爆発的ヒットを飛ばしたプラモデル「ロボ
ダッチ」の企画者としても有名です。
自分が参加している旭川市内有志によるアニメ上映サー クルがありまして、近々の
イベントで是非、小澤先生を旭川に呼ぼう!と画策。
今回は、まず表敬訪問ということでいってきました。

で、前回、滝上から紋別でひっかかりオホーツクタワーを満喫するも、さらに1時
間をロス。湧別を通って時間までに遠軽につくのか?

●湧別経由で遠軽

さて、度をこして派手に寄り道してしまい、紋別から湧別、上湧別を抜けて遠軽へ。
この段階でもう午後1時半だったのですが、食事もとらずひたすら走る走る。しか
も間違うはずのない標識下で、逆走しそうになるし(笑)
本当に方向音痴の車の旅はこわいっすねー。

ま、なんとか無事に遠軽に着きました。
小澤先生とお約束してたのが、午後3時。遠軽着いたのが、午後2時40分(笑)
蕎麦屋で速攻で昼食済ませてと、おもったらメンバーの一人が頼んだ天ぷらそばが
仇になってしまいました。

「すぐ出てくる品物」を選ぼうと天ぷらそばを選んだわけです。普通天ぷらそばと
いったら、出来合いのものを乗っけておわりじゃないですか?
そしたらですね。なまじ手打ちそばの店だったもので、天ぷらそばの天ぷらを本当
にその場で作って揚げ始めたわけですよ。丹精込めて(笑)
ほかのメンツに遅れること、20分。午後3時20分にお店を出て、小澤先生のアトリエ
についたのが、午後3時40分。小澤先生おくれてすんませーん。

先生がお住まいの遠軽町ですが人口 18,372人、世帯 7,986世帯。
遠軽(えんがる)という名前は、 市街の中央にそそり立っている『がんぼう岩』からとった
地名だそうです。 アイヌ語「インガルシ」(見晴らしの良いところの意味)がなまっって
「えんがる」 となったことに由来しています。
このがんぼう岩は、アイヌ民族の古戦場といわれ、神祭の行われた神聖なところ
でした。明治34年2月郵便局が設けられたとき、はじめて『遠軽』の名を用い、その
後明治43年5月市街地に部落部長を置いた時に正式に決められ、町名になったんだ
そうです。北海道の地名の8割はアイヌ語からきてるそうですが、この町もごたぶ
んにもれずといったとこですか。町の木はエゾヤマザクラ、町の花はヒマワリです。

  ・遠軽町ホームページ
   http://www.engaru.jp/

●小澤さとる先生

小澤さとる先生は埼玉県川口市出身で、県立川口工業高校在学中に巨匠
手塚治虫さんのアシスタントとなり、それから漫画執筆の道に。
昭和29年の雑誌「少女」の「ルミよ死なないで」でデビュー。昭和11年生まれで
今年67歳!そして現役です。
現在、その代表作である「サブマリン707」が今夏に40年ぶりにオリジナル
ビデオアニメとして復活するそうで、なにやらその関係のお仕事でお忙しい御様子。

そんなところにしかも遅刻してお邪魔したわけですが、こころよく迎えてください
まして、いろいろと面白いお話を頂戴してきましたですよ。
それこそ黎明期の漫画業界、これからサブカルチャーとして、メディアとして力を
持ちつつある漫画の発展をリアルタイムに体験されてきたわけですから、話がまー
豊富です。
実はいまは押しも押されぬ某ラブコメディの大家のデビュー作の原作は、小澤さん
だったとか、アニメでも大ヒットを記録した某作品のメカコンセプトも小澤さん
だったとか、まーまーまーいろいろ言えない話が出てくる出てくる。
また、小澤さんの仕事部屋や作品の生原稿も拝見させていただきまして、メンバー
一同感激の嵐でした。

もっとも面白かったエピソードとしては、いまでこそ文芸の新潮社さんでも
「コミックバンチ」など出していますが、週刊○○といった大衆週刊誌で最初に漫
画を連載したのは、小澤さんなのだそうです。当時は漫画というと扱いが非常に低
くて、しかも文芸中心の出版社だと原稿料もさることながら「漫画ごとき」という
評価があって難儀したそうです。
いまは逆に漫画の載っていない週刊誌は成功しないという御時世。

小澤先生、御自身はなんともハンサムでダンディな方です。
お姿はこちらのページでご覧になれます。

  ・サブマリン707Rホームページ
   http://www.sonymusic.co.jp/Animation/SS-707/

  ・小澤さとるの席にようこそ(公認ファンサイト)
   http://www.www.takinoya.com/ozawa/ozawa.htm

ちなみに小澤先生がおもちのお車2台あるのですが、ナンバーはそろって「707」
でした。

さて楽しいひと時を経て、遠軽に一泊後、翌日帰路旭川に向かって、国道をひた走
り、丸瀬布町の道の駅で昼ごはんです。

●丸瀬布町

人口 2,128人、網走管内に属する丸瀬布町は四方を山で囲まれ、総面積510.13平方
kmのうち森林面積が95.2%、そのうち国有林が91.7%を占める緑の町、木の町です。
この国道333号線沿いの道の駅に併設されているのが「木芸館」です。木造の三角形
の形をした建物で、すわピラミッドか?という風情です。
地元材をふんだんに使用し、町の木でありピアノ材でもある赤エゾマツをイメージし
た外観がユニークで、八角形の平面形態は年輪を、8本の柱は大樹にはりめぐる枝を
表現してるんだそうです。道の駅まるせっぷに指定されたふるさと公園の中核施設と
して機能してます。館内では自動演奏のピアノが美しい音色を奏でていました。
館内には地元特産の木製品が所狭しと陳列されて、その香りでいっぱいいっぱいって
感じです。木製品といっても旭川のような収納家具中心ではなく、工芸品が多く、
それこそ「車に無理なくつめるサイズ」の商品ばかり。ちょっと侮れないですよ。
丸瀬布町の「木芸館」。

  ・丸瀬布町ホームページ
   http://www.ohotuku26.or.jp/maruseppu/

ま、そんなこんなで2日間の珍道中を3ヶ月かけてお送りしてきたわけですが(おいおい)
大勢で、一台の車でわいわい行くのもいいですね。小型車だったのでお互いの顔も近
いし 、話も盛り上がります。
長時間の移動も結構楽しめてしまいましたね。今度は鈍行列車でいずこかをたずねて
みたいです。それにしても往復350Kmにプラス100Kmかよ(笑)

【りきしん】rikishin@nifty.com
GWがちかいっすね。旭川はGWと花見がいっぺんにできるのがいいとこです。
ソメイヨシノと違ってエゾサクラは緑が目立ちますが、それなりに風情があります。
GWに花見酒。最高です。
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(C) NCMAC / Viewworks co.,ltd .2003

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