感謝
2020.05.08
この惑星では働かないとさぼれない。
このボスCM、心にしみるわ~
私の場合はさぼる資格もなく単に怠けていたと思わざるえない。




思い出すのある大雪の日、これでは商売にならないと店を早仕舞いしたことがあります。
せっかくだからと久しぶりにと友人と遊びに出かけた。
その友人に坂の途中で「いいのかい!ずいぶんと嬉しいそうだな~」と言われた時の
何とも言えない自分の心の中での恥ずかしさ!
その日のことは坂の途中から一切記憶がない。

新婚気分が抜けないころ、ちょっと風邪気味で休もうなんて勝手に思い、嫁さんだけ瀧乃家に行かせた。
寝込むほどじゃないから行こうと思えば行けたのに・・・・。
そんな時に限って、瀧乃家が火事になるとは・・。
ずっとずっと怠けてきた人間がツケが回る恐怖を知ったわけです。
もう遅いです。
三つ子の魂百までと・・・そうそう変わるわけでもなく。
恐怖だけがあるんです。
それを支えてもらったのが嫁さんと単純なんだけど奥深い蕎麦作りでした。

瀧乃家を閉店する際、長い長いさぼる時間を皆様に報告しなくてはなりませんでした。
ずいぶんと悩みました。
特に三人の御方への報告は辛かったです。
梅原さん、岡崎さん、大野さんの御三方には感謝の言葉もありません。
梅原さんは瀧乃家の字を書いて頂いた恩人です。
有名な書家であり息子さんとは私と同級生でもありました。
瀧乃家が火事になり1年後再スタートをする際、これからはお父さんからあなたの時代になるからと仰り、
梅原さんの方から申し出がありました。。
梅原さんの温かい気持ちから町の蕎麦屋にとって不釣り合いなほどの素晴らしい字が誕生したのです。
心に誓ったことは梅原さんの目の黒いウチは看板を下ろさない!頑張ろう!でした。
現在梅原先生は96歳で大いに元気です。
そして心に誓ったことが守れず報告しなくてはなりませんでした。
梅原先生は「これからさびしくなるな~」の一言は胸に来ました。
岡崎さんは私が出前をしていたころからの古い古いお客様で瀧乃家を私を見守って頂きました。
閉店する気持ちがまだまだ先の頃、少し弱音を吐けば「罰当たり目」と叱って頂きました。
その言葉があればこそ12月まで頑張れました。
岡崎さんからはあるトレーナーをもらいました。
トレーナーには「Finisher」と書かれてます。
フルマラソンの完走者という意味であり人生の成功者と意味があると・・。
勿体無いです。
大野さんは優しさの塊のようなお客様です。
私にとっての御三方は恩人であり父みたいな人です。
恩返しってできるのかしら・・?



12月31日商売最後の日、大野様からは大きな花束を頂きました。
トレーナーは岡崎様からのです。

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