鈴を柄に仕込んだ伊賀の宝刀(朱ざや)を背負う竜之助は、甲賀の忍者たちに襲わ れ、分銅に打たれて追いつめられたところを、同じく伊賀の宝刀(白ざや)を持つ謎 の赤覆面の剣士に助けられる。しかし竜之助は覆面剣士に戦いを挑み、朱ざやの太刀 を抜く。すると風が吹き、嵐が巻き起こるが、それを白ざやの太刀が鎮めてしまう。 嵐を呼び起こす朱ざやの烈剣と、すべてものを鎮める白ざやの静剣。
宝刀どおし抜 きあえば魔力は効かないため、お互いの腕の勝負となる。覆面剣士の「音なしの剣
法」によって、竜之助は烈剣を落としてしまうが、覆面剣士は「音なしの剣法」を身
に付けなければ伊賀の宝刀を守れないぞと、烈剣を残したまま去っていく。
静剣が去って再び烈剣は嵐を呼ぶ。立ちすくむ竜之助は何度も雷に打たれるがなん
ともなかった。驚いた竜之助は伊賀部落の叔父、幻斎の元に急ぐ。 一方、去っていった覆面剣士をさきほどの甲賀忍者の首領が追う。
覆面剣士は「木 の葉縛りの術」をかけられて、しびれ薬にやられてしまうが、からくも首領を倒す。
竜之助が伊賀部落に戻ると、部落は甲賀忍者らによって火の海となっていた。竜之
介は火を消そうと烈剣で嵐を呼ぶが、なぜか烈剣は応えない。そこに宝刀の鈴の音が
近付く。それは甲賀忍者、鬼火の幻鬼が持つ黒ざやの魔剣だった。
朱ざやの烈剣、白ざやの静剣、黒ざやの魔剣は、もともと伊賀部落に代々伝わり、
長男の幻斎が魔剣を、次男の幻四郎が烈剣を、三男の幻八郎が静剣を預かっていた。
幻四郎、すなわち竜之助の父は、ある大名に召し抱えられ、伊賀部落を離れててい
た。
ところが宝刀には魔力だけでなく、莫大な黄金の在りかが隠されているという噂が
広まり、幻斎はある大名の手下に襲われて魔剣を奪われ、幻八郎も静剣とともに谷底
に落ちて行方不明となってしまった。幻四郎も何者かに闇討ちされ、竜之助に烈剣を
伊賀部落の幻斎に届けるよう頼んで、息絶えてしまったのだった・・・。
竜之助と幻鬼は息詰まる戦いを続け、竜之助の手裏剣に対し、幻鬼は甲賀流火攻め
の術で竜之助を水中に追いつめるが、そこに生き残った伊賀忍者の反撃を受けて、幻
鬼は逃走する。そこで覆面剣士に倒された首領を見付け、仇を取るため、仲間を呼び
集める。4人は覆面剣士を、残りの5人と幻鬼は伊賀部落に向かう。
烈剣を守るため、伊賀部落を逃れた竜之助は、追手を次々と倒すが、幻鬼の分銅に
捕らわれ、あわや殺される寸前、覆面剣士に助けられる。覆面剣士はなんと谷底に落
ちて視力を失った幻八郎だった。3つの宝刀を取り戻した竜之助と幻八郎は伊賀部落
の再興を誓う。
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