告白の原作(湊かなえ)を読みました。
これは現代版羅生門(黒澤明)だったんですね~
以下ネタバレあり
映画では単純な復讐劇に成り下がったホラー映画のようで残念です。
映画では、ふたつの言葉が印象に残ります。
ひとつは、なーんてね
3回(少年Aが2回、森口先生が1回)ほど使ってました。
もうひとつは森口先生が号泣しながらの、馬鹿馬鹿しい~です。
ホラー映画にまで成り下がったと感じたのは・・
ラストで更正の第一歩が始まるんです。と涙の断定の言葉からブラックアウトして『なーんてね』と語りかけます。
これでは、始まりに対して『なーんてね』か爆弾に対して『なーんてね』か復讐に対して『なーんてね』かほんとうに曖昧です。
最悪の終わり方です。
馬鹿馬鹿しいのであります。
さて、小説では映画の印象とは正反対なんですね~
実に面白い。
森口先生も少年Aも少年Bもミズホもそれぞれ自分勝手な言い分があり自己中心的です。
小説の最後は、『あなたの更正の第一歩だと思いませんか?』と疑問形で終わってます。
復讐を企てた者に『更正』なんて言葉は・・やはりあきれますよね。
教える者教わる者、勉強の出来るやつ出来ないやつ、運のいい奴悪い奴、言葉の上手い人下手な人、
どんな人であれ、自分の理屈をもって生きてるってことですね
現代版羅生門『告白』は楽しめたかな・・な~んてね(笑)
ps
少年Bの母の殺害シーン、あれはダメですね~
母に『デキソコナイ』と言わせないと・・・
少年Bの殺害動機は単純に少年Aの『デキソコナイ』の言葉から子供をプールへとなったわけですから。。
愛する母に言われたほうがインパクトあったと思うだけどなぁ~


